校長室の窓から

緑のカーテン

今年も、子ども図書館の前に、緑のカーテンが作られています。
竹竿を使って、ネットが広げられており、つる植物が伸びて行けるようになっています。
植えられているのは、ゴーヤとヘチマです。
夏まつりの頃には大きく生長して葉を広げ、この後ろに入ると暑さをしのげるようになることでしょう。
緑のカーテンは、日ざしを遮るだけでなく、蒸散作用による気化熱で周辺の温度を抑制してくれます。

 ベル広場の隅の方では、イネが栽培されています。
田んぼに植えたいところですが、そうはいきません。
バケツや、ペットボトルを利用しています。
イネが実るところまではなかなか難しいのですが、毎年挑戦しています。
5年生の社会科では、農業の学習があり、稲作を習います。
できるだけ実体験に近い経験を子どもたちにさせるための工夫です。

私は稲作が盛んな地方で育ちましたので、小学校高学年にもなると、労働力として期待されていました。
記憶が定かではありませんが、梅雨時の田植えの頃には、小学校でも農繁休暇があったように思います。
今になって思えば、家族みんなが一緒に働くという、貴重な経験をしてきたことになります。