校長室の窓から

「芽が出ているよ!」

毎朝、出勤で校門を抜けると、すぐ左の坂道に並ぶ植木鉢を見ます。

今日も、まだでした。

私が待っているのは、チューリップの発芽です。

 

子どもたちを迎えるときに、1年生の集団に向かって、「チューリップの芽はまだだね?」と、声をかけました。

すると、1人の子が、「ぼくのは芽が出ているよ!見て!」と言って、私の手を引っ張っていきます。

坂道の上のほうまで登って、子どもが自慢そうに指差す先を見ると、小さなチューリップの芽が見えました。

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     2つも芽が出ています

 

近くの植木鉢を見ると、そのほとんどで、チューリップの芽が出始めています。

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    どの植木鉢でも小さな芽が

 

よく見ると、坂の上の方の日当たりの良い場所では、芽が出ています。

私が毎朝見る、坂の下の方では、まだ芽が出ていません。

おそらく日当たりが悪いからでしょう。

しかし、近いうちにどの鉢からも、芽が出てくることでしょう。

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   たくさん並ぶ1年生の植木鉢

 

チューリップは、新入生を迎えるころに花を咲かせますので、入学式の時にはウエルカムプランターとして並べます。

寒い中で芽を出し、暖かい春の日差しの中で花を咲かせるチューリップの生長が、子どもたちの成長と重なります。