校長室の窓から

2学期の始まり

 ランドセルは背負っていないものの、サブバッグの他に大きな荷物を持って登校してくる子どもがたくさんいます。

荷物の中身は、夏休みの作品です。

みんな笑顔で、「おはようございます。」と、元気な挨拶をしてくれます。

中には、大きな紙袋の口を開いて、作品を自慢げに見せてくれる子もいます。

2学期始業式の日の、嬉しいいひと時です。 

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      学園講堂に集合           始業式の式辞

 

 ≪始業式式辞≫

長かった夏休みが終わりました。久しぶりに元気な皆さんを学校に迎えてとてもうれしいです。

久しぶりといいましたが、夏休み中でもいろんなことでがんばっている人の姿を見ることができました。プール開放や水泳教室に来た人、臨海学舎や山の学舎で活躍した人など、いろいろです。

先週21日は、西日本の水泳記録会がありましたが、他の学校の人たちと一緒に泳いで、自分の最高記録を出した人がたくさんいました。

また、今年は雲雀丘学園小学校で初めての海外での研修をしました。5年生の17名がニュージーランドでホームステイの生活をし、現地の学校で授業を受けてきました。日本語が通じないだけでなく、日本と違う家庭生活や学校生活を体験してたくましく成長して帰ってきました。

他にも、普段なかなかできないことにじっくり取り組んだ人、普段は会えないおじいさんやおばあさんに会った人、海や山に行った人。

一人ひとり違った夏休みを過ごしたと思いますが、経験したことは、どんなことでも、これからの皆さんの成長のエネルギーや、くじけそうになったときの支えになると思います。

一昨日、24時間テレビを見ていると、フィギュアスケートの練習に励む喘息の少年に羽生結弦選手が指導する場面がありました。羽生選手も喘息であることを告白していました。喘息に負けずに練習して世界一になるのはすごいことですね。そんな羽生選手の言葉で印象に残ったのが、「転ぶことは悪いことではない」です。スケートで転ぶことは、試合では減点になります。でも、いっぱい転んで強くなってきたのですね。皆さんも、いっぱい失敗もして、成長する2学期にしてほしいですね。

今日から始まる2学期は、1年間で一番長い学期です。大きな行事としては10月の末に総合発表会がありますので,頑張ってこの舞台での発表をしてください。また、2年生は11月に「森の学舎」がありますので、楽しみにしてください。

他にもいろいろな行事がありますが,一年のうちで一番じっくりと勉強に取り組める時期です。

2学期も,高い目標を持ってチャレンジして、成功した喜びや失敗した悔しさをいっぱい経験して、大きく成長してくれることを願って、お話を終わります。

 

始業式に続いて、2学期学級委員の任命式を行いました。 

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      任命証の授与             やる気満々です

 

学級委員を中心に、みんなで協力して、良い学級を作ってほしいものです。