校長室の窓から

ニュージーランド研修

夏休み中にも、「臨海学舎」や「山の学舎」の宿泊行事をはじめ、様々な取り組みが行われました。

特筆すべきは本校では初めての海外研修です。

5年生の有志が参加して、ニュージーランドに行ってきました。

目的地は北島のタウランガ地域です。

こぢんまりとした町の外れには、広大な農園や牧場が広がっています。

そんな地域でホームステイをしながら、地元の学校に通います。

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    オークランド空港に到着         ホストファミリーとの対面式

 

学校では、私たちをニュージーランド先住民のマオリ流歓迎式で迎えてくれました。

私たちを迎えるために、随分前から準備をしてくださっていたことが、よくわかります。

歓迎式の後は、ホストファミリーとの対面です。

いよいよホームステイの始まりです。

 

翌日からは、ステイ先の家族に連れられて、ホストブラザー・シスターと一緒に登校してきます。

中には、スクールバスに乗って、颯爽と登校してくる児童もいます。

学校での授業は、午前中は本校の児童のためのプログラムに沿って行われ、午後はホストブラザー・シスターの学級の授業に参加します。

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     互いに自己紹介から            屋外の木陰での授業

授業に参加させていただくだけでなく、日本語の先生になったり、折り紙の先生になった児童もたくさんいました。

 

交流が深まると、一人で現地の子どもたちに交じって遊ぶ児童も増えてきました。

運動場の広さも、遊びの環境も、日本ではあり得ないものばかりです。

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     一番人気だった遊び道具           木登りにも挑戦

 

日本では難しいワイルドな遊びほど、人気がありました。

木登りの手ほどきも、安全な遊び方のコツを教えるのも、現地の子どもたちがやってくれます。

 

土曜日には、タウランガを離れ、ロトルア地方を訪れました。

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     羊や牧羊犬のショー            動物とのふれ合い

 

ショーの見学では、羊の毛刈りも見れましたし、乳牛の乳搾りを体験した子もいました。

牧場見学では、羊やアルパカにえさをやってふれあったり、収穫期を終えた木に残っていたキューイフルーツを採って食べることもできました。

ゴンドラに乗って着いた山上から見た雄大なロトルアの景色は、子どもたちのまぶたに焼き付いたことでしょう。

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       お別れの式

 

登校最終日には、お別れの式をしていただき、本校の子どもたちは歌とリコーダー演奏で、感謝の気持ちを伝えました。

現地の皆さんは、全員でニュージーランド国歌を歌い、私たちに最高のエールを送ってくれました。

 

子どもたちは、学校だけでなくホームステイ先でも、様々な生活をしたようです。

言葉も通じにくい中で、寂しさや困難も乗り越えたことは、貴重な体験として、子どもたちの自信や力になることでしょう。

 

ニュージーランド研修の詳細は、ホームページ上保護者のページで、5年生のブログをご覧ください。