校長室の窓から

二学期終業式

 学園講堂で二学期の終業式を行いました。

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《終業式での式辞》

 長かった2学期が今日で終わります。明日から冬休みになります。2学期の始まりは、まだ残暑が厳しく暑い日もありました。夏から秋を越えて、今は冬を迎えています。2学期には、毎日の勉強もがんばったと思いますが、総合発表会という大きな行事がありました。この講堂の舞台で、劇や音楽の発表をし、たくさんのお客さんに見ていただきました。また、体育館では皆さんの作品が展示されましたが、絵や工作、習字など、これも皆さんの個性あふれる作品が並んでいました。他にも、校外学習やPTAの集い等の楽しい行事、2年生の森の学舎もありましたね。

 こういった一つひとつのことに、皆さんがどう向き合ったのかが、今日受け取る通知票には書いてあります。

 校長先生が皆さんの学校生活を見ていて、一番成長したなと感じるのは挨拶です。きちんと一礼挨拶ができる人が増えてきたのは、とても嬉しいことです。

 もう一つ成長したなと思うのは、はき物をそろえることです。靴箱を見て回ると、時々そろっていない靴を見かけることもありますが、随分良くなってきたと思います。環境部の人も時々調べて発表してくれていますが、どの学級をチャンピオンにするか困るくらい、これからも気をつけてそろえてください。

 さて、昨日は親子共同クリーン作戦ということで、おうちの方に来ていただいて、皆さんと一緒に掃除をしていただきました。先生も様子を見て回りましたが、おうちの方が皆さんのために一生懸命きれいにしてくださっただけでなく、皆さんもいつも以上に張り切って掃除をしていたと思いました。

 最近、親子で一緒にお仕事をする機会が減っているのではないかと思います。私は、昨日のように、皆さんが大人の人と一緒に仕事をする機会を増やして欲しいと思っています。皆さん中には、おうちの人と遊ぶのは楽しいけれども、おうちの人と仕事をするのは面白くないと思っている人が多いのではないでしょうか。でも、それは違います。昨日、活き活きと掃除をしている皆さんの姿を見ながら、そう思いました。

 私は、小学生の頃お父さんやお母さんに遊んでもらった記憶はありません。遊んだのは、兄弟か、近所のお友達、だれもいないときは一人で遊びました。でも、農家でしたので、田植えや稲刈り、栽培していたい草の刈り取りなどは、一年生の頃から大人と一緒に手伝っていたと思います。役に立っていたのか、邪魔になっていたのかはよくわかりません。楽な仕事ではありませんでしたが、言葉に表せない満足感を感じていたように思います。皆さんの中に、農家の人はほとんどいませんので、こんな経験はできないでしょうが、お手伝いができるお仕事をされているおうちの人は、是非やらせていただいてみましょう。

 なぜこんな話をするかと言えば、明日からお休みになります。しかも、一年を締めくくり、お正月を迎える準備でとても忙しい時です。おうちの人と相談して、是非一緒にお掃除やお洗濯、食事の準備などのお仕事をしてみてほしいからです。その中で、嬉しいな、やって良かったなと思えることができれば、皆さんがまた一つ成長した証拠です。

 安全な生活についてのお話は、この後で生活指導の先生からあると思いますので、よく聞いて、守ってください。

 3学期の始業式は1月9日です。いい冬休みを過ごして、元気にこの場所に集まりましょう。                               

                                    以上

 

 式に続いて、17日(日)に行われた兵庫県私学連合音楽会に出演し、立派な演奏や歌声を披露してくれた和太鼓クラブと5年生に、兵庫県私学総連合会からの表彰状を渡しました。

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 学校を代表して素晴らしい発表をしてくれました。