校長室の窓から

負けても学ぶこと

サッカーのワールドカップロシア大会が盛り上がっています。

普段サッカーに強い関心を持っているわけではありませんが、このときばかりは、ニュースなどで報道される結果を気にします。

今回は、日本チームが楽しませてくれました。

1次リーグ最終戦後半での日本チームの時間稼ぎ作戦は評価の分かれたところですが、昨日のベルギー戦での戦いぶりは立派でした。

個人的には、2対0とリードした時点で、パス回しの時間稼ぎ作戦をすれば良いのにとも思いましたが、さすがにそれはありませんでした。

格上の相手に堂々と立ち向かい、最後に敗れたとはいえ、善戦してくれました。

あっぱれ!

この経験を経て、日本チームは一回り大きく強くなっていくに違いありません。

 

私は中学校時代には、バスケットボールクラブに所属していました。

1年生から所属しましたが、ひとつ上の学年には部員はいませんでした。

2年生になってキャプテンになりましたが、その時3年部員が数名入ってきました。

クラブ顧問の先生が練習を見に来てくれたことは一度もありませんでしたし、いろんな意味で苦労をしました。

結局卒業まで、対外試合では一度も勝つことができず、全敗で卒業しました。

負け続けることは悔しかったのですが、それで学んだことも確かにあったと思っています。

負け続けたことが、人生の節目を乗り越えるときに、「負けても大丈夫」と、背中を押してくれたのです。

大げさに言えば、負け続けのバスケットボール経験が、私の人生の一部を支えてくれたのかもしれません。

 

日本代表の健闘と惜敗を見て、少々連想も飛躍してしまったようです。

 

試合だけでなく、ロッカールームをきれい片付けて帰った日本代表選手や、試合後のスタンドを掃除して帰った日本のファンの行動も誇らしく思います。

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    ガンバ時代の西野監督と