校長室の窓から

1学期終業式

1学期の終業式を行いました。

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    終業式(学園講堂にて)

《1学期終業式式辞の概要》

 今日は1学期を締めくくる終業式です。4月からこれまで、みなさんは、学習はもちろん、運動会をはじめとする学校行事やそれぞれの学年での活動に取り組んできました。皆さんの取組みの様子は、今日お渡しする通知票に書いてあります。良かったことは是非続けて更に伸ばしてください。反対に、気をつけること、頑張らなければならないことが書かれていた人は、良く考えて直してほしいと思います。

 1学期の始業式で皆さんにいくつかのお願いをしましたが、そのうちの一つは、新しく入学してきた1年生のお手本になるようにと、挨拶と服装のことをお願いしました。どうでしたでしょうか。きっとみんなしっかりお手本になってくれたのでしょう。1年生はみんなきちんと挨拶をしてくれます。中には先輩に追いつくだけでなく追い越すくらい明るく元気で丁寧な挨拶をしてくれる人もいますよ。とてもうれしいですね。

 さて、1学期の後半、忘れてはならないことがたて続けに起こりました。6月18日の朝、大阪の北部地域を中心に発生した地震は、私たち自身が直接体験しました。この地震では5人の方がなくなられました。私が住んでいる高槻市や隣の茨木市では、屋根に青いシートがかかっているお家がいっぱいあります。屋根が壊れているからです。それだけではありませんでした。7月5日から降り続いた激しい雨では、西日本の各地で洪水や土砂崩れが発生しました。昨日の新聞では223人もの方がなくなり、15人が行方不明となっていました。お家が水につかり、壊れてしまって、多くの方が住む家がなくなってしまっています。家の中のものや自動車もめちゃくちゃです。本当に大変なことが起こっています。

改めて、私たちは災害の多い国に住んでいることを自覚し、常に心の備えをしておくことが大切なことだと思います。

 そんな中で、私が「すごい」と、思っているのがボランティアの方の活躍です。本当に暑い中、ゴミだらけの中、泥だらけになりながら、黙々と頑張っている姿を見ると、心が動かされます。自分にもできることはないかと、本気で考えさせられます。すぐには思いつきませんし、皆さんにはまだまだ難しいと思います。でも、困っている人の気持ちになって、自分に何かできないかと考えることは、とても大切なことだと思います。

 さて、明日から夏休みです。先ずは明日の「夏まつり」を楽しんでください。夏休み中に臨海学舎や山の学舎に行く学年の人たちは、助け合って行事を成功させてください。ニュージーランド研修に参加するみなさんも、貴重な経験をして、逞しくなって帰ってきてくれることを期待しています。そして皆さん、長い休みですから、普段はなかなかできないことに挑戦してみてください。

 しかし、何より大切なことは健康と安全です。夜更かしをしたり、暑いからと言いて、冷たいものばかり飲んだり食べたり、クーラーの効いた部屋にこもっていたのでは、身体を壊してしまいます。また、この後お話がある安全にも気をつけて、2学期の始業式にはみんな元気にこの場所に揃って、2学期のスタートを切ってほしいと思います。