校長室の窓から

3学期スタート

冬休みが終わり、子どもたちが学校に帰ってきました。

みんな、元気に「おはようございます」と挨拶をしてくれますが、中には「明けましておめでとうございます」と、新年の挨拶をしてくれる子もいました。

講堂では、新しくお迎えした先生の着任式、始業式、3学期学級委員の任命式を行いました。

      学園講堂にて

 

〈式辞の概要〉

明けましておめでとうございます。

冬休みが終わり、今日から3学期が始まります。みんな元気に登校してきてくれたので、とてもうれしく思います。

休み中には、クリスマスやお正月の行事がありましたので、家族そろって過ごす時間が、普段よりたくさんあったのではないでしょうか。

さて、終業式で通知票にはあまり書いてない、目には見えにくい「心のお勉強」のことを話しました。やさしさ・たくましさ・やる気・我慢強さ等の気持ちや態度のことでした。

今日はこれと少しつながるお話しです。お正月のことです。12月31日(大晦日)日と、1月1日(お正月)は、本当は何も変わらない1日なのです。でも、元旦の初日の出を見ると、前の日までの日の出と全然違って新鮮に見え、なんだか特別で清々しい気持ちになれました。それはきっと、気持ち=心が新しくなったからだと思います。このことは、より良い生活を送るためのヒントになります。勉強や友達関係で悩んだとき、試しに自分の気持ちを変えてみましょう。そうすればいろんなものが、これまでと違って見えてくるはずです。新しい発見もあるはずです。今まで上手くいかなかったことが上手くいくようになるかもしれません。毎日が、そういう連続であれば、とても素晴らしいことです。そして、そんな毎日はとても充実して楽しく、自分を大きく成長させてくれます。皆さんにはそんな日々を過ごしてほしいと思います。

もう一つ、これからしばらく寒い日が続きます。寒い冬は次に大きく伸びるために力をたくわえるときです。1年生が育てているチューリップも、今はあまり伸びているように見えませんが、背伸びするのをがまんして、根っこを伸ばして力をたくわえているのです。そして春になったら、一気に背を伸ばしてきれいな花を咲かせるのです。

みなさんも、寒い3学期の間に十分に力をたくわえて、春には大きく花開くようにしてほしいと思います。わかりやすく言えば、3学期の間に、4月からもう1学年大きくなる、自分のことを考えながら、学校生活や勉強に取り組んでほしいと思います。1年生は、2年生になって、新しく入学してくる1年生のお兄さんやお姉さんになります。6年生は、中学校の1年生になっています。それならば自分はどう変わればよいのか、どう変わらなければならないのかを考えて実行する毎日にしてほしいと思います。

それから、4年生はスキー学校があります。2泊3日の間、助け合って生活して、スキーの技術を身に付けるだけでなく、心も成長させて帰ってきてくれることを期待しています。

6年生は卒業まで43日、他の学年は51日か50日しかありません。短い3学期ですので、1日1日を無駄にせず、大切に過ごしてほしいと思います。