校長室の窓から

早や、文月-vol62

 なんとか5月末に学校再開にこぎつけ、先日、ようやく平常授業に戻りましたが、すでに今年も半分は過ぎ、あと1か月で短い夏休みに入る時期になりました。我々教員にとっても、また児童にとっても保護者の皆さんにとっても再開後はあっという間に時間が過ぎているのではないでしょうか。

 今のところ平穏に過ごしていることに安堵しながら、やはり不幸にして感染者や濃厚接触者が出た場合の対応が頭から離れません。なんとも落ち着かない夏になっています。

 世間では「経済と感染防止策」の両立に頭を悩ませていますが、学校では「学びと感染防止策」に置き換わります。教室内での防止策は比較的容易ですが、楽しい食事時や遊び時間や遊び道具の規制はあまりきつくしすぎると仲間との遊びや集団活動の中で学ぶという小学校において最も重要な学びを規制することになります。こうした活動や遊びの中で個人と集団の調和や思いやり、達成感を味わうことでの自己肯定感の向上等、人としての核となっていく部分は育っていきます。

 おそらく、ご家庭でも同じことが言えるのではないでしょうか?

 しばらくはこの相反することを両立させながら進めていくという、正解のない解を求めて頭を悩ませる日が続きそうです。

  

手洗い必須で昼休みのドッジボールを解禁しました。

みんなドッジボールが大好きです。

 

  

早いもので休業期間中の4月に植えたトマトの実が熟しそうです。