校長室の窓から

一番古い校舎

   小学校の高学年校舎は,4年生から6年生が学ぶ校舎です。雲雀丘学園で一番古い校舎になりました。1959(昭和34)年に3階建て部分ができあがり,今の4階部分を増築し,完成したのは1964(昭和39)年でした。ちょうど前の東京オリンピックの年ですね。ですから,57年以上経っているわけです。
           

 2008(平成20)年の夏,現在の耐震基準に合うように工事をした際,廊下や教室の床や壁を換えました。2019(平成31)年には,保健室・低学年図工室・中学年図工室を移転し,教室のロッカーを新調して,LED照明に換えました。また,WiFi環境も整えてあります。一番古い校舎でも大切に使って,子ども達が学びやすい環境を整えています。

           

 ただ,階段の手すりはむかしのままの真鍮ですし,床は今でもミシミシ音がします。57年間,多くの卒業生が同じきしみ音を聞いたり,手すりを触ったりしたのだと思うと,時代の重みを感じます。