校長室の窓から

平和への誓い

 修学旅行で爆心地である広島の平和公園の地に立ち,原爆ドームや慰霊碑,資料館の見学とともに,「折り鶴の子の像」の前で,恒例の平和の誓いのセレモニーを行いました。
 5年生の後半から,「折り鶴の少女」を読み,佐々木禎子さんの思いを知りました。そして,子ども達全員で折り鶴を折って,広島に持ってきて,黙祷とともに捧げました。代表の児童が読んだ,宣言文を以下に載せておきます。

 今年は,広島への原爆投下,終戦から77年です。戦争の悲惨さについて知り,平和に暮らしていることを考え,自分や他人の命を大切にすることを忘れてはいけません。私たちは平和記念公園に来る前に原爆によって亡くなった禎子さんのような子ども達について学習してきました。平和の尊さを知り,禎子さんのような思いをする子が生まれてはいけないと思いました。この平和が続くように児童一人ひとりが祈りを込めて折り鶴を折りました。戦争の犠牲をむだにせず,その平和の思いを伝えていくことを,今日ここに誓います。                                                                                                                                            令和4年5月11日 雲雀丘学園小学校73回生一同

 戦争の記憶が薄れるなか,正しく歴史を理解し,戦争や原爆被害を学び,後生に伝える義務があると信じて,教室内外で学びを深めてほしいと願っています。