校長室の窓から

1月17日を忘れない

 今日は,阪神淡路大震災が起きてから28年目になります。震災を知らない子ども達に,当時のことをしっかりと伝えて,防災の意識をしっかりと持ってもらうことも大切です。各学年,各クラスでは,教師の経験を聞いたり,ビデオを見たり,文献を読んだりして学びました。
 小学校は,昨日の午前中に地震を想定した避難訓練を行いました。強い揺れの後,家庭科教室から火災が起こり,一部階段が通行できず,廊下には割れた窓ガラスが散乱している状況を全校で共有し,子ども達は,防災ずきんを被り,運動場南側に避難しました。私語をせずに真剣に訓練に臨みましたので,私は子ども達の頑張りを褒めました。揺れがおさまってから全校児童の安全が確認されるまで6分10秒かかりました。その後,1分間の黙祷を捧げて解散しました。
 講話の中で私は,強い揺れがあった後は,さらに強い揺れが来る危険性があることを子ども達に知らせました。いたずらに怖がることは良くありませんが,危険が身近にあるという危機感を持って行動する大切さを説きました。