心まにまに

卒業生からの手紙

3月26日は、私の誕生日でした。


その日、本校の卒業生から手紙が届きました。この春に学園中学校を卒業し、学園高等学校に進学した男子生徒からです。

「Happy Birthday」に続き、次のようなことが書かれていました。

 

「恵まれた環境で学ぶことができるのは、本当に幸せなことだと思います」
「親孝行とは何かを考えることが自分の務めであると…」
「(内部進学で)環境の変化が少ない分、自主的、積極的な活動をするチャンスを天から与えられたと思って…」

 

卒業、進学という人生の節目を迎え、高校生活を前向きに、大切に過ごそうという意気込みが感じられる手紙でした。同時に、中学校の3年間、しっかりと学び、心も体も健やかに成長したことが伺えました。

 

内容はバースデーカードに合わないかもしれませんが、思いがけず卒業生の熱い思いを知ることができ、サプライズの誕生日プレゼントをいただいた気分です。

手紙の最後は、「これからも、先生のますますのご活躍をお祈り致します」と締めくくられていました。こんなことも言えるようになったのですね。感謝の気持でいっぱいです、有り難うございます。

 

教師として、卒業生の立派な姿を目の当たりにするときほど嬉しいことはありません。高等学校での、彼のさらなる成長を期待しています。


返事を書こうと思い便箋を用意したものの、このような立派な手紙の返事に何を、どんなふうに書こうかと迷いに迷い、投函までに何日もかかってしまいました。