心まにまに

梅のジュース

正門を入ったところの白梅に大きな実がついています。

この梅の木は、前を通る人が気にかけているので(そういう意味では幸せな梅ですね)実を失敬することは気が引けますが、じつは小学校の運動場の校旗掲揚台の横にも白梅があります。そこにも…

 


ほら、ご覧のように実がついています。

 

こちらの実は少し小振りです。

でも、それだけ「伸びしろ」があるということでしょう。温かく見守ろうと思います。

 

5年前、私は5年月組の担任をしていました。ちょうど今の時期、総合学習の一環で子どもたちに「梅ジュースを作ろう!」と呼びかけました。

 

「作り方をご存じの方、教えてください」と学級だよりでお願いすると、保護者の方が手書きのレシピをお子さんに持たせてくださいました。とても分かりやすく書かれていて、今でも大切に取ってあります。


また、「うちの庭でとれたので、使ってください」と梅の実を提供してくださるご家庭もあり、たいへん有り難い思いでした。

 

みんなで梅の実のヘタをとり、よく洗い、氷砂糖といっしょに漬け込みました。出来上がるまでは教員室の冷蔵庫に保管し、梅が果汁に浸るように、毎日交代で瓶を揺すりました。

 

3週間ほどで完成し、いよいよお披露目!子どもたちに紙コップを配り、ミネラルウォーターで割っていただきました。とてもよい香りの美味しい梅ジュースは、あっという間になくなりました。

 

梅の実を見ると、クラスの子どもたちと飲んだ梅ジュースの味を思い出します。