心まにまに

青に、黒に、赤茶

青に、黒に、赤茶。 青に、黒に、赤茶。 青に、黒に…」
と、呪文を唱えながら出勤しました。


なんのことかと言いますと…、


昨日の朝、正門を入ったところで1羽の鳥を見かけました。
羽の色は、くすんだ青。
地面にたたずんで、サクラの木を見上げていました。


むこうは野鳥、もちろん私の存在に気づいているはずです。
目も合いました。
それなのに、私が横を通り過ぎても逃げようとせず、サクラの木を見上げています。


(なんという鳥かな? 野鳥に詳しいO先生に尋ねよう。)
私は鳥の体の色を覚えようとしました。
「頭から背中が青で、おなかは黒で、足の方は赤っぽい茶。
上から青に、黒に、赤茶。青に、黒に、赤茶…。」

そのうち、その鳥は飛んでいってしまいました。


朝のうちにO先生に
「頭から背中が青くて、腹まわりが黒っぽくて、下の方は赤茶の鳥で…」
と尋ねると、すぐに
「イソヒヨドリです」
と教えくれました。

 

 

あぁ!

あれがイソヒヨドリか!


最近、学園の中にイソヒヨドリという鳥がいると聞いていましたが、初めて見ることができました。


調べると、いろいろなことが分かりました。
イソヒヨドリは海辺の磯の凹みに営巣する野鳥で、30年ほど前から都市部でも見られること。
雑食性で、虫やカエル、人間の食べ残しまで食べること。
その羽の色から「幸せを呼ぶ青い鳥」とも言われること。
幸せを呼ぶ鳥…、ステキな鳥に出会いました。
折しも昨日は愛鳥週間の初日です。

 


おまけ。

野鳥に詳しいO先生は、
「そのイソヒヨドリは、ここに巣を作っているかもしれない」
と言っていました。

 

体育館のてっぺん。

ときどき見上げて、「幸せ」をチェックします。