心まにまに

大人になったね

ある本を読んでいると、

「『大人になったね』という言葉は、

 子どもの気持ちをくすぐる」

という言葉がありました。

その通りだと思います。

 

ただ、私は

「大人になったね」

ではなく、

「○年生みたいだね」

という言い方を、よくつかいます。

 

「○年生」の○には

本当の学年に+1した学年、

つまり、1年生に対しては

「2年生みたいだね」

と言うのです。

これを、1年生に対して

「6年生みたいだね~!」

と言うと飛躍しすぎて、さすがに

「なんか、大げさにほめられている‥」

と思わせてしまうのです。

 

そして、この言葉でほめるのは、

3学期に入ってからと決めています。

 

ほめる内容はどんなことでもいいのですよ。

お話の仕方でも、食事の作法でも、

ノートのとり方でも、音読の様子でも‥。

「あ、上手になったな」と少しでも感じたら、

「今のお話の仕方、○年生みたいだね。

 よく分かったよ!」

と伝えてあげてください。

お子さまは、幸せな気持ちになること

間違いなし!です。

さらに、

「あ、そうかぁ、もうすぐ本当に

 ○年生になるんだもんね!」

と付け足してあげると、

自信を持って新しい学年を迎えられます。

だから、3学期に入ってからなのです。

 

いろんな場面で、

「○年生みたいだね」

をつかってみてください。

頭のすみっこに、覚えておいてくださいね。