心まにまに

忘れものは、なんですか?

忘れ物をして、

「昨日までは覚えてたのに!」

ということはありませんか?

「昨日までは」が、

「今朝までは」「さっきまでは」と、

その時間が短くなればなるほど

自分が情けなくなります。

 

学校では、子どもはたくさんの忘れ物をします。

自分の忘れ物は自分で責任を取るべきです。

「○○を忘れました。」

と、教師に自分の口で伝えることが大切です。

 

担任をしているとき、忘れたという報告だけでなく、

だからどうするか‥までを言うように指導しました。

「宿題を忘れました。明日は忘れないように

 今すぐ連絡ノートに書きます。」

「算数ノートを忘れました。

 今日は白紙に書いておきます。」

というように。

 

「忘れ物は誰だってするんだから。

 忘れたあとにどうするかで、

 その人の誠実さや反省の度合いが分かるよ」

と、日頃から話していました。

 

たまに‥、

事務室横の公衆電話や

自分の携帯電話からおうちに電話をして、

「お母さん、○○を忘れた!持ってきて!」

という『ヘルプ・コール』の姿を見かけます。

 

自分の失敗の尻ぬぐいを親にさせる‥。

これはいけませんね、

厳しく叱ります。