心まにまに

がまくんと、かえるくん

連休に、市立伊丹ミュージアムで開催中の

『アーノルド・ローベル展』

を鑑賞しました。

 

 

2年生の国語の教科書に登場する物語、

『お手紙』の作者がアーノルド・ローベル。

この『お手紙』を含む

がまくんとかえるくんのシリーズは、

子どもたちに大人気です。

 

アーノルド・ローベルの生い立ち、

絵本作家、挿絵画家としての活躍を

知ることができました。

彼自身の作品に対する思いも。

 

みなさんは、

我が子が困難、難局にぶつかったときに、

どのようにアドバイスをされますか?

少しずつでも努力を続けることの

大切さでしょうか。

一歩下がって、別の方法を考える

柔軟さ、器用さでしょうか。

 

アーノルド・ローベルは、ある作品の中で

「布団に入って、ひと晩寝る。

 それが難局に処する合理的な方法」

と説いています。

 

「作品から子どもに伝えたいことは

 道徳や成功物語ではなく、

 真実を伝えること。

 人生には喜びもあれば、悲しみもある。

 うまくいくこともあれば、

 うまくいかないことだってある。

 ありのままをお話にすること。

 子どもを説き伏せたり、

 戒めたりする作品は作らない。」

 

…なるほど、

だから、子どもたちは素直に

彼の作品を楽しむことができるのですね。


アーノルド・ローベル展は6月5日まで。

機会があれば、ぜひ…。