心まにまに

褒めるタイミング

「先生、ほら、見て〜!」

休み時間に、そう言ってくる子が

たくさんいます。

縄跳びの二重跳びを

見てほしかったり、

こま回しが上手だったりといった、

自分の得意なことや、

できるようになったことを

見てほしいのですね。

ここは、

「上手だね〜!」

「がんばったんだね!」

と褒めてあげる場面、

子どもたちもそれを期待しています。

 

ただ、自分に厳しい子もいて、

じょうずにお絵かきをしている子に

「じょうずだね~!

と声をかけても、納得しない表情を

返してくることがあるのです。

子どもなりに、

(自分はもっとできるはずなのに!)

(もっと上手になりたい!)

と、葛藤しているのですね。

そんなときの褒め言葉は

子どもの心に寄り添うものではない、

…ただ、見守るしかありません。

 

もし、お子さんが、

「どうしたらできるようになるの…?」

と相談に来たなら、

具体的なアドバイスをしてください。

そのあとに、

頑張っていることへの褒め言葉や、

応援の言葉があってもいいでしょう。

 

「褒めて伸ばすのが良い」、

褒めると子どもをダメにする」

と、正反対の考えがあります。

私は、褒めることには肯定派ですが、

「ねぇ、ママ、見て!」

と、アピールをしてきたとき以外は、

そのときのお子さんの様子で

判断することが大切だと思います。