校長室の窓から
2018/05/29
運動会の裏話
日曜日の運動会は、たくさんの方に見まもられる中で、子どもたちが練習の成果を存分に発揮し、盛会の内に無事終えることができました。
保護者・ご家族の皆様方のご協力に心から感謝申し上げます。
さて、本校の運動会の名物競技の一つに「大玉送り~みんなでバンザイ~」があります。
運動会を締めくくる全員参加の紅白対抗競技ですが、この競技の得点は大きく、勝ったチームが優勝に大きく近づきます。
大玉を落とさずに送ることが難しい競技ですので、何度か練習をします。
大玉送りの練習
ところが、今年の練習では赤組ばかりが勝ちます。
何度やっても負けてばかりの白組の子たちは、悔しい思いをしていました。
低学年の児童の中には、泣きそうになる子までいます。
指導の教員も、1度は白組に勝たせたいと、いつもの年より1・2回たくさん練習をしましたが、本番を迎えるまで負け続けてしまいました。
勝ち続けた赤組 負け続けた白組
迎えた本番、いよいよ最後の競技である大玉送りを迎えました。
白組も頑張りましたが、またまた赤組が勝ち、白組は負けてしまいました。
結局、今年の白組は大玉送りでは一度も勝つことがありませんでした。
ところが、閉会式での得点発表では、驚きの結果が発表されました。
なんと白組の優勝、赤組は準優勝でした。
大玉送りでは勝てませんでしたが、他の競技でコツコツ得点を重ねた白組の方が総合得点で僅かに上回ったのでした。
このことを、今朝の全校朝礼の講話で取り上げました。
正々堂々と戦うことの大切さや、決してあきらめないことの大切さを感じてくれたのであれば、今年の運動会の意義は大きかったと思います。