校長室の窓から
2018/06/19
日常の有り難さ
地震から一夜明け、モノレールを除き、交通機関は通常運行になっています。
余震も続いていますので、授業再開には迷う気持ちも生まれてきました。
しかし、可能なところから日常を取り戻すことが大切だと考え、授業の再開を決断しました。
地元の小学校が休校している中、登校してきた児童もいます。
被災し、家の片付けも終わらない中、断水やガス停止で不自由な中、出勤している教職員もいます。
そんな状況で、まだ全員が登校できるわけではありませんが、学校には活気と日常が戻りつつあります。
登校してきた子どもたち ゲンジボタル
登校してきた児童が、私の顔の前に差し出してきた虫かごの中には、大きな蛍が入っていました。
1センチを越える大きさなので、「ゲンジボタル?」と訊くと、「そうだ」との答えが返ってきました。
教室でも話題になっていることでしょう。
低学年校舎方面 大きなアサガオの花
低学年下足室に向かう坂道は、両側に並んだアサガオのボリュームが増してきた分、狭く感じられます。
ほとんどの鉢で、アサガオの花が開くようになってきました。
昨日味わった恐怖で傷ついた幼い心を、学校の日常の中で癒やしてくれることを願っています。