校長室の窓から

里地里山プロジェクト 親子共同作業1日目!!

 今日は文化の日、各地で学園祭等、文化に関する様々な取り組みがされていることと思います。雲雀丘学園では70周年記念事業の一つ、里地里山プロジェクト、親子共同作業が行われました。幼稚園横にある涸れ池を活用し、そこに田んぼと池を作り、持続可能な自然の営みを再現していこうという試みです。国連が提唱するSDGsにかかわる取り組みでもあります。

 ここで子どもたちは稲作づくりを体験したり、たくさんの自然体験をすることができます。このビオトープで自然の恵みやいのちの尊さを学び、豊かな心と感謝の心を培ってもらいたいと思っています。

 今日は100名を超える親子が集まり、にぎやかに共同作業が実施されました。田んぼの石拾いや土入れ、水路づくり、池の防水シート張り等、分担してみんなで約2時間にわたり作業をしました。みんなで作った里山が来春には出来上がると思います。楽しみにお待ちください。

 もともとここは池でしたがしばらく放置され、水脈が変わったのか、葦が密集する涸れ池となっていました。しかし、今回の準備のために掘り起こすと湧き水が出て、小さな池ができています。そこには既にたくさんのギンヤンマのヤゴや珍しい水カマキリも住んでいます。完成時には北摂の自然形態に合わせ、イモリやメダカ、カエル等も生息するものにしたいと思っています。

 子どもたちは予想以上に楽し気にスコップや移植ゴテを使い、疲れ知らずの頑張りでした。保護者の方のほうがきっと、お疲れになったことでしょう。本当にありがとうございました。

 また、ヤゴや水カマキリにはこどもたちは全員、興味津々です。平気で触る子、触りたいけどちょっと恐いとあとずさりする子、反応は様々でしたがもうすでに自然との触れ合いが始まっていると思えた瞬間でした。

 

  

たくさんの親子が参加してくださいました。     ここは下池に

 

 

  

みんなで田んぼの石拾い          お父さんも土ほぐし

 

   

池の整備です                  田んぼの土入れ

   

田んぼの土はバケツリレーで!          ここは上池に

 

 

作業終了!記念撮影

 

   

ギンヤンマのヤゴ、いっぱいいます        珍しい水カマキリ

子どもたちはヤゴ等に興味津々!!