校長室の窓から

夏のがんばり①

 各学年の廊下には,夏休みの自由作品がたくさん並んでいます。初めての夏休みを経験する1年生の作品は,どれも力作ぞろいでした。割り箸で作ったシェード(電灯のかさ)やアイスキャンデーの棒で作った家の工作など目を引きました。実は,この家の工作を見て,「夏休みの間にたくさんキャンデーを食べて,洗って乾かすのは大変だな」と思ったのですが,図工の教師に聞きますと,工作用に棒形の材料が販売されているようです。昭和生まれの私は,夏休みだからこその「アイスキャンデーの棒集め」を頑張ったのかと思ったのですが,時代の変化に感心しきりでした。
 ひときわ目を引いたのが,1970年の大阪万博でお祭り広場にそびえていた「太陽の塔」の工作でした。担任に聞きますと,夏休み中,発泡スチロールの枠に軽量ねんどをつけていき,乾いてからまた重ねるなど少しずつ時間をかけて仕上げたそうです。これこそ夏のがんばりだなと感心しました。