校長室の窓から

水は資源

 4年生は,毎年,『水育』のプログラムに取り組んでいます。社会科で上下水道の学習をすることにも関連して学びを広げているのです。「水と生きる」を企業のスローガンにしているサントリーからゲストティーチャーを招いて教えてもらいました。
 すでに,地球上では水は循環していることを学んでいましたので,今回は2時間目です。雨が降った後に森の地面にしみこんだ水は,長い年月をかけて地上に湧き出してくることを教えてもらいました。森の木の下の落ち葉や下草が土になり,栄養分を蓄えていることやその栄養分が溶けた水は,生き物の栄養にもなることも知りました。
 私たちが飲んでいるミネラルウォーターは,20年かけてしみこんだ地下水を原料にして作っていることも教えてもらいました。日本の国は,蛇口から出てくる水道の水がそのまま飲める数少ない国の一つです。私たちは,当たり前のように生活していますが,家庭で飲むための水を子どもが,何時間もかけて汲みに出かけなければならない国もあると聞きます。美しい山河のある日本の自然を大切にしていかなければならないことを4年生の皆さんは感じたことでしょう。本校で授業をしてくださった水育の担当の先生,わかりやすく面白い授業をありがとうございました。