校長室の窓から

お手紙

 アーノルド=ローベル 作の名作が,2年生の国語の教科書に載っています。がまくんとかえるくんの心のつながりをほっこりとした物語にしたもので,長く教科書に採用されています。
 教育実習に来ているH先生が,実習授業をしました。子ども達の目線に立ってていねいな指導をしてくれていました。実習生ですから,いきなり上手な授業はできないですが,一生懸命さは,子ども達は敏感に感じ取ります。「がんばれ」の気持ちを授業の中の態度で表すことが多いものです。
 実際に計画していたことが思い通りにいかなかったり,全く別の学習課題に変化してしまったり,目標の段階まで進まなかったりすることは,普段の授業ではたびたび起こることで,その状態をなんとか切り抜けていくことの積み重ねが,授業を磨いていくプロセスの一つです。
 この最初の経験を活かして,教師を目指して努力してもらいたいと応援しています。