校長室の窓から
2024/10/24
語り継ぐ
10月12日の新聞に,ノーベル平和賞の受賞が報じられました。受賞したのは,日本原水爆被害者団体協議会です。核兵器のない世界を目指して活動してきました。また,核兵器が二度と使われてはならないことを被爆者の証言を通して示す活動を68年間 行ってきました。それらの活動が世界的に認められての受賞です。
受賞された団体の方々や関係の方々は,活動がまとめられたことで喜んでおられましたが,私は,喜びの気持ちの奥には,むなしさも感じられているのではないかと勝手に想像しています。
なぜならば,核兵器が地球上からまだまだなくならないからです。そして,戦いが一部の国や地域で続いているからです。
世界で唯一の被爆国である日本人として,核兵器の廃絶に向けてあるいは,平和の実現に向けて語り継がれたことや学んだことを次の世代に引き継ぐ使命があると感じています。令和の世に生きる子ども達,21世紀に活躍する子ども達にしっかりと伝えていきたいと思います。ご家庭でも折に触れてお願いします。
来年の6年生の修学旅行は,長崎の地で,平和の学習をする予定になっています。