校長室の窓から

1㎡は‥‥

 4年生の4人グループが,新聞紙をワシャワシャさせながら,校舎の中をうろうろしていました。何をしているのか尋ねてみると,算数の学習で面積を勉強しているので,1㎡を新聞紙で作り,校舎内の1㎡をいろいろ探しているのでした。
 掲示板や椅子,扉などに作った新聞紙を当てて,広さを確かめています。1㎠の集まった広さならノートや教科書で確かめられますが,1㎡になるとどれくらいの広さになるのかは,実際に作ると理解が早くなります。
 子ども達が苦手な単位の換算も新聞紙の面積に1㎠の正方形が10000こ集まることもわかりやすいです。1m=100㎝の長さの換算から1㎡=100㎠という間違いが多いので,この広さで1㎠の正方形が100個だけではないということが理解できます。実際に確かめた体験は,机の上だけで得た知識よりしっかりと定着すると思いました。
 次は,1㎢=(         )㎡を学ぶのでしょう。aや㏊も出てきますのでまたややこしくなりますが,基本は1㎡=10000(100×100)㎠ですね。