2日目は,石巻市に移動して,石巻市震災遺構大川小学校へ行きました。北上川のほとりにある小学校跡に語り部の佐藤敏郎 氏に来ていただいて,お話を聞きました。震災当時,佐藤さんの娘さんは,大川小学校の6年生で,その場所で犠牲になりました。報道でも取り上げられましたが,児童74名と教師10名が犠牲になった学校の現場に立つと,14年経った今でも,被害の大きさと悲しみやつらさが大きく伝わってくるのが分かりました。
町やインフラの復興がなされても,震災前の賑やかな町の様子や,楽しそうな子ども達の写真を見ながらのお話しに人々の復興は簡単ではないということを感じました。
震災時に子ども達とともに犠牲となった教師の思いを想像しながら,献花台に花を添え,黙祷し,改めて犠牲となった方々のご冥福を祈りました。命を考える大切な時間を過ごすことができました。


