心まにまに

長所と短所は、

自分の意見をしっかりと持っている子がいます。

その長所を授業や普段の生活で発揮して、

みんなが考えを深めるきっかけを作っています。

担任は、その様子から

「この子の長所の一つだ。保護者の方に、ぜひお伝えしよう!」

と思い、学期末の個人懇談に臨みます。

 

ところが、個人懇談の席でお母さんから

「先生、うちの子は素直さがなくって…。どうしたらいいんでしょう?」

と相談されます。

 

「自分の意見を持つ」=「素直さがない」

 

こちらが子どもの長所と思っていることが、

お母さんは短所として認識されている。

よくあることです。

 

担任が、「でもね、お母さん、○○さんは…」と

学校での活躍を具体的に話すのですが、

なんとなく腑に落ちない顔をされると

正直、困ってしまいます。

 

長所と短所は、考えようで『表裏一体』。

どうせなら、ポジティブな面だけを見て、

その子の個性を伸ばしてあげられたらいい。

担任は、お子さんの改善すべき点をはっきりとお話します。

お世辞でお子さんを褒めることはありませんので、

担任の言葉に素直に喜んでくださいね。

 

たまに、

「○○さんの、こんなところがいいですね。」

とお伝えしたときに、

「私もそう思うんです!」

と返すお母さんがいらっしゃいます。

 

そんなときは、私たちも嬉しくなります。