心まにまに
2021/08/02
長所と短所は、
自分の意見をしっかりと持っている子がいます。
その長所を授業や普段の生活で発揮して、
みんなが考えを深めるきっかけを作っています。
担任は、その様子から
「この子の長所の一つだ。保護者の方に、ぜひお伝えしよう!」
と思い、学期末の個人懇談に臨みます。
ところが、個人懇談の席でお母さんから
「先生、うちの子は素直さがなくって…。どうしたらいいんでしょう?」
と相談されます。
「自分の意見を持つ」=「素直さがない」
こちらが子どもの長所と思っていることが、
お母さんは短所として認識されている。
よくあることです。
担任が、「でもね、お母さん、○○さんは…」と
学校での活躍を具体的に話すのですが、
なんとなく腑に落ちない顔をされると
正直、困ってしまいます。
長所と短所は、考えようで『表裏一体』。
どうせなら、ポジティブな面だけを見て、
その子の個性を伸ばしてあげられたらいい。
担任は、お子さんの改善すべき点をはっきりとお話します。
お世辞でお子さんを褒めることはありませんので、
担任の言葉に素直に喜んでくださいね。
たまに、
「○○さんの、こんなところがいいですね。」
とお伝えしたときに、
「私もそう思うんです!」
と返すお母さんがいらっしゃいます。
そんなときは、私たちも嬉しくなります。