心まにまに

今はいない人を…

昨日、家の者と一緒に私の実家へ出向きました。

墓参りを済ませたあと

久しぶりに兄家族と顔を合わせ(マスク越しですが)、

近況を報告しあいました。

 

 

お盆のこの時期に

今はいない人を偲ぶのもいいかと、

昔のアルバムを何冊か引っ張り出してきました。

 

昭和の風景の写真の数々、

娘や甥、姪が興味深げにページを繰っていましたが、

そこに写る人たちにピンとこないようです。

 

「この人って、私たちのひいおばあちゃん?」

「お父さんの子どもの頃って、今の僕にそっくりや。」

「若い頃のおばあちゃん、きれい!」

 

そして、そこに写る私たちは、

 

「信州に行ったときか、なつかしいなぁ。」

「この写真をとったあと、派手に転んでなぁ…」

「この頃は痩せてたわ。今とは別人や。」

 

そんな声に、笑いが溢れました。

 

一枚だけ、まともな写真をご紹介しましょう。

私が母に抱っこされているところです。

背後に「キリン」と「通天閣」が見えるので、

ここは天王寺動物園ですね。

動物園には、よく連れて行ってもらったな…。

 

 

今年のお盆は、実家で一人で暮らす父が、

子や孫たちに囲まれて

嬉しそうにしていたことが何よりでした。

 

仏壇の上の写真に収まる祖父、祖母、そして母も、

古いアルバムを

笑いながらのぞき込んでいたと思います。