心まにまに

あやとり

数日前のこと。

2年生の女の子が、

廊下であやとりをしていました。

どうやら、最近、始めたようです。

少しぎこちない手で、

指にかけた紐をとったり、はずしたり。

 

そこへ通りかかった4年生の女の子二人が、

「ちょっと貸してくれる?」

と紐を受け取り、二人であやとりの取り合い

(と言うのでしょうか?二人で交互に取る遊び)

を始めました。

紐がいろいろな形に変わる様子を、

2年生は感心して見ていました。

 

「先生は、あやとりができる?」

と尋ねられたので『ほうき』を披露すると

「あ!それ、どうやって作るの!?」。

教えてあげようとしたところで、

休み時間終了のチャイムが鳴ってしまいました。

 

 

そして、今朝のこと。

低学年の先生の机上に、図鑑がありました。

『せいかつの図鑑』です。

衣食住のことや季節の行事のこと、

日常の生活を気持ちよく送るための

ヒントや知恵がたくさん載っています。

私も低学年を担当しているときは、

この図鑑のお世話になりました。

 

子どもの遊びもたくさん紹介されています。

その中に「あやとり」があり、

ほうきの作り方も‥

 

と、ここで、

先日の2年生のことを思い出した!

ほうきの作り方は、

「チャイムが鳴ったから、また今度ね」

と言ったままでした。

 

あの子に渡そうと

「ほうきの作り方」のページをコピーしましたが‥、

いえいえ、こういう伝承あそびは

直接、手をとって教えるものですよね。

休み時間に、教室を覗きに行こうと思います。