心まにまに

星空を見るときは‥

兵庫県・兎和野高原での

野外活動講習会に参加したときの話。

 

夜、芝生の上に寝転んで星空観察をしました。

「星を観察するときは、寝転ぶのが一番」

    ずっと上を向いていると、

    首や頭が痛くなりますから

と指導の先生に教えていただきました。

 

その夜は満天の星が輝いていました。

星や星座の一通りのお話のあと、

最後に仰ったことが私には印象に残りました。

 

「これだけの星があれば、

 地球と同じように生命体が住む星があっても

 おかしくないですね。

 それは、あの星かもしれない‥

 というものを一つ、選んでください。

 そして、じっと見つめてください。

 

 その星に住む誰かも、ひょっとすると、

 今、地球を見ているかもしれません。

 その星から見ると、地球は、

 髙い、髙い、空の上の星になるのです。

 

 ‥今、その星に、落ちていきそうに

 感じませんでしたか?

 思わず、芝生を握りませんでしたか?」

 

はい、思い切り握りました。

 

「ぜひ、子どもたちにも、

 宇宙を体で感じさせあげてください。」

 

星空を寝転んで観察するのは

楽だから、だけではないようです。

背中に「地球」を感じ、

「宇宙」と正対して、

今、自分が地球にいることや、

宇宙の大きさを体感できるからなのです。

 

 

是非、学校の子どもに同じことを伝えたい!

‥と、思ったのですが、

学校の子どもと満天の星空を

寝転んで観察するという機会に巡り会わず、

未だに、実践できていません。

この体験は、保護者の皆様に引き継ぎます。

 

そう、星つながりの話で‥

今日は十三夜、

今夜の月は、「栗名月」「豆名月」と言われます。

楽しみです。