心まにまに

行事を終えて‥

6年生のある学級のおたよりに、

運動会を終えた子どもたちの作文が

たくさん紹介されていました。

 

最後の運動会‥という、

感慨にふけるものは意外と少なく、

この学級が1位となった

「リレー」への思いが多く見られました。

一人だけ、紹介します。

 

今まではなかったことが、今年起こった。一番心に残ったのはリレーだ。練習の時は全然勝てる気もしなかったし、最下位も取ったぐらいおそかった。しかし、本番では全て一位。まさかと思った。
なぜ、全て一位か理由は思いつく。それは、チームワーク、そして応援だ。6虹の人は誰が走っても「がんばれー。いけー。」と応援していた。きっと、そのおかげだ。リレーでバトンと心をつなげて良かったなと思う。

 

もちろん、普段の生活でも

クラスメートと心を通わせて学習したり、

日々の生活を送ったりしていますが、

運動会のような大きな行事が、

その繋がりをさらに強くさせるのでしょう。

それが、「絆」とよばれるものに

変わっていくのでしょうか。

行事の大切さをこの作文から感じました。

 

また、別の視点で‥、

 

「リレーでバトンと心をつなげて良かった‥」

素敵な表現だなぁ、と思います。

無駄な言葉がなく、読みやすい文章。

6年生は、こういう作文が書けるのですね。

 

ふと、思ったのが、この子の文体が、

担任の先生が書く通信の文章に似ていること。

担任の先生も、無駄のない、

読みやすい文章を書かれるのです。

 

ん?

これは担任から子どもへ

バトンが渡っているということ?