心まにまに
2021/10/26
行事を終えて‥
6年生のある学級のおたよりに、
運動会を終えた子どもたちの作文が
たくさん紹介されていました。
最後の運動会‥という、
感慨にふけるものは意外と少なく、
この学級が1位となった
「リレー」への思いが多く見られました。
一人だけ、紹介します。
今まではなかったことが、今年起こった。一番心に残ったのはリレーだ。練習の時は全然勝てる気もしなかったし、最下位も取ったぐらいおそかった。しかし、本番では全て一位。まさかと思った。
なぜ、全て一位か理由は思いつく。それは、チームワーク、そして応援だ。6虹の人は誰が走っても「がんばれー。いけー。」と応援していた。きっと、そのおかげだ。リレーでバトンと心をつなげて良かったなと思う。
もちろん、普段の生活でも
クラスメートと心を通わせて学習したり、
日々の生活を送ったりしていますが、
運動会のような大きな行事が、
その繋がりをさらに強くさせるのでしょう。
それが、「絆」とよばれるものに
変わっていくのでしょうか。
行事の大切さをこの作文から感じました。
また、別の視点で‥、
「リレーでバトンと心をつなげて良かった‥」
素敵な表現だなぁ、と思います。
無駄な言葉がなく、読みやすい文章。
6年生は、こういう作文が書けるのですね。
ふと、思ったのが、この子の文体が、
担任の先生が書く通信の文章に似ていること。
担任の先生も、無駄のない、
読みやすい文章を書かれるのです。
ん?
これは担任から子どもへ
バトンが渡っているということ?