数年前、

５年月組を担任していたときのこと。

クラスのＫくんは、休み時間に

よく絵を描いていました。

５年月組にちなんだ「ゴー月さん」という

キャラクターを自分で考え、

それが登場する絵を楽しく描いていました。

私もＫくんの絵に楽しませてもらいました。

そんなＫくんも今は高校１年生ですが、

先日、彼から大きな封筒が届きました。

中のお手紙には、

「絵を描くことは変わらず好きで、

　美術部に入っています」

「ハロウィンに、小学校の頃の

　ゴー月さんを久しぶりに描いてみました」

そして、

「先生に見ていただきたくなりました」

と。

わざわざ絵を送ってきてくれました、

有り難いことです。

自由で、伸び伸びとした画風、

そこから楽しさがにじみ出てくる‥、

それがＫくんの絵なのです。

想像力が乏しく、理屈で絵を描く私には

マネできないところです。

Ｋくんの成長とともに、

Ｋくんの変わらないところにも触れ、

うれしく思いました。