心まにまに
2022/05/13
ブク、ブク…
体育における運動は、基本的に
「子どもの遊び」の延長にあるものです。
おにごっこをする、
高いところからジャンプする、
芝生の上で転がるといった遊びの経験が、
体育の授業でも活かされています。
水泳も同じです。
初めは水遊びからですね。
水遊びはお風呂でもできます。
鼻までお湯に浸けてブクブク~、
と息を吐くのは、よくある遊びです。
そのような遊びから水に慣れることが大切。
とは言っても、
水泳には「恐怖」がつきまといますよね。
その一つは、「息ができない恐怖」。
息を止める練習は体に良くありませんが、
「どちらが長く『あー』と声を出し続けられるか」
という子どもの遊びは、
息を止める練習になるのですよ。
「水中で目を開ける恐怖」もあります。
水圧で目が痛くなりますから。
では、水中で目を瞑っていれば…というと、
今度は「暗闇の恐怖」が生まれます。
息ができない、しかも真っ暗闇の状態は、
子どもにとっては大変な恐怖。
「目を開ける恐怖」「暗闇の恐怖」は、
ゴーグルが解決してくれます。
ゴーグルの使用には賛否があるかもしれません。
でも、それで恐怖が和らぐのであれば、
私は使うべきだと思っています。