心まにまに

学校でザリガニ釣り

昨日、ご紹介した『ひばりの里』は、

私が本校に着任した頃は、大きな池でした。

 

暖かくなると、

この池で低学年はザリガニ釣りをしました。

学校で用意するものは、

学習園の竹を1メートルほどに切った

簡単な「釣り竿」と、「たこ糸」のみ。

エサは各自がおうちから持参します。

スルメ、ちくわ、赤いウインナーと、

いろいろなエサがありましたね。

それを糸の先に結んで、

あとは池に落としてアタリを待つだけ。

手持ち無沙汰なので、エサのスルメを

モグモグしながら釣っている子もいました。

 

釣りは子どもの性格がよく表れます。

「釣れないなぁ…」と

ひっきりなしに場所を移動する子、

竿を起きっぱなしで虫探しに熱中する子、

一箇所で忍耐強くアタリを待つ子。

 

そのうち、誰かが「釣れたぁ!」と叫び、

ザリガニを釣り上げた子は、みんなから

ヒーローのように扱われるのです。

 

そうなると、

ひっきりになしに場所移動していた子は

さらにせわしなく場所移動をはじめ、

虫探しをしていた子は釣り竿を握り、

一箇所で忍耐強くアタリを待っていた子は

その目にさらに力が入り…、

そんな時間をクラスのみんなで楽しみました。

なつかしい思い出です。

 

そうそう、

当時、学園幼稚園の園児は

「あの池には、ワニがいる…」

と、噂していましたよ。

今、思えば、園児が池に行かないよう、

幼稚園の先生が立てた噂かもしれませんね。