心まにまに
2022/06/16
これで、いいのだ!
作家の重松清さんがエッセイの中で、
「天才バカボン」を話題にして
こんなことを仰っていました。
「バカボンのパパの
『これでいいのだ!』は、
究極の自己肯定力」
「『おでかけですか?』の
レレレのおじさんは、
地域コミュニティの原点」
…なるほど、納得です。
私が感心するのは、バカボンのママ。
バカボンは勉強も、運動も苦手。
弟のハジメちゃんは超が付く天才児。
バカボンのママは、
この正反対の二人を比べることなく、
どちらも同じように愛しています。
「バカボンのママは、
慈愛に溢れた他者肯定の極み」
と言えます。
子どもの頃、ただ笑って読んでいた
「天才バカボン」ですが、
思えば、今の私たちにも大切な
多くのことを示唆していたのですね。