心まにまに

これで、いいのだ!

作家の重松清さんがエッセイの中で、

「天才バカボン」を話題にして

こんなことを仰っていました。

 

「バカボンのパパの

 『これでいいのだ!』は、

 究極の自己肯定力」

 

「『おでかけですか?』の

 レレレのおじさんは、

 地域コミュニティの原点」

 

…なるほど、納得です。

 

私が感心するのは、バカボンのママ。

バカボンは勉強も、運動も苦手。

弟のハジメちゃんは超が付く天才児。

バカボンのママは、

この正反対の二人を比べることなく、

どちらも同じように愛しています。

 

「バカボンのママは、

 慈愛に溢れた他者肯定の極み」

と言えます。


子どもの頃、ただ笑って読んでいた

「天才バカボン」ですが、

思えば、今の私たちにも大切な

多くのことを示唆していたのですね。