心まにまに
2022/09/05
結果ではなく…
「結果ではなく、
過程を認めてあげられる教師になりたい…」
もう、30年以上も前になりますが、
就任の挨拶として学園広報誌『ひばり』に
私はそう書きました。
通知票に記載される「A、B、C」は、学習の結果。
たとえ「C」という評価がついても、
その子なりに頑張っての「C」と、
努力しないままの「C」では、大きく違います。
過程での頑張りは直接、児童に伝えて、
個人懇談の際には保護者に伝えました。
そして、通知票の所見欄にも
文章で書かせていただきました。
「よく、がんばったね」
「考える力がついたよ」
という言葉は、
「こんなこともやってみたいな」
「難しそうだけど…、できそう!」
と、いろいろなことに興味を持ったり、
自ら踏み出そうとしたりする力、
『自己効力感』に繋がります。
そして、出来ることも、出来ないことも経験し、
ありのままの自分を、自分自身が認められる
『自己肯定感』へと育っていきます。
やはり、結果だけではなく、
「がんばったね」
のひと言は大切です。
今、先生たちは
通知票の作成に取りかかりはじめています。
ぜひ、結果だけでなく
過程の努力を認めてあげてくださいね。