心まにまに

結果ではなく…

「結果ではなく、

 過程を認めてあげられる教師になりたい…」

 

もう、30年以上も前になりますが、

就任の挨拶として学園広報誌『ひばり』に

私はそう書きました。

 

通知票に記載される「A、B、C」は、学習の結果。

たとえ「C」という評価がついても、

その子なりに頑張っての「C」と、

努力しないままの「C」では、大きく違います。

過程での頑張りは直接、児童に伝えて、

個人懇談の際には保護者に伝えました。

そして、通知票の所見欄にも

文章で書かせていただきました。

 

「よく、がんばったね」

「考える力がついたよ」

という言葉は、

「こんなこともやってみたいな」

「難しそうだけど…、できそう!」

と、いろいろなことに興味を持ったり、

自ら踏み出そうとしたりする力、

『自己効力感』に繋がります。

 

そして、出来ることも、出来ないことも経験し、

ありのままの自分を、自分自身が認められる

『自己肯定感』へと育っていきます。

 

やはり、結果だけではなく、

「がんばったね」

のひと言は大切です。

 

今、先生たちは

通知票の作成に取りかかりはじめています。

ぜひ、結果だけでなく

過程の努力を認めてあげてくださいね。