心まにまに

5年生は…

今の5年生は、

私が最後に担任をした学年です。

彼らが2年生のときです。

それから3年も経つと、さすがに

口が立つようになってきましたね。

 

でも、不思議なもので、

子どもは低学年のときの担任には

頭が上がらないというか、

強く出られない部分があるのです。

だから、私にとって5年生は、

エラそうなことを言っても

まだまだ、子ども。

 

5年生は、今、

音楽発表会の練習に取り組んでいます。

シロフォン、グロッケン、

アコーディオンといった楽器を

巧みに演奏しています。

 

5年生にもなれば、

各々が自分の課題を理解しているので、

個人練習や楽器ごとのパート練習に

取り組む時間をとります、

そして、時間になると集まり、

全ての楽器の音を合わせています。

 

全員がパート練習から持ち場に戻り、

音楽の先生が

「さ、始めるよ!」

と掲げたタクトに、全員の視線が集まる、

その瞬間が、私は大好きです。

まだまだ子どもの5年生に

視線だけで、涙腺をくすぐられます。

…ちょっと悔しいのですが。