心まにまに
2022/11/15
早朝の運動場から
早朝の、誰もいない運動場から
「…ドーン、…ドーン」
と音が響きます。
朝一番に登校した6年生の男子が、
一人でドッジボールの壁当てを
する音です。
これは、彼の毎朝のルーティン。
大柄な男子なので、
「ドーン」の音に迫力がありますが、
その音が、日に日に
大きくなっているように感じます。
しばらく壁当てをしたら教室に戻り、
登校してきた友だちと誘いあって
また運動場に下りてくるようです。
6年生になると勉強が忙しくなり、
好きなことに割く時間は減りますが、
彼は自分で時間を作って
好きなことに打ち込んでいるのですね。
早朝の運動場で
ドッジボールを投げている時間は、
きっと、彼の心の健康にも
効果があるのだろうと思います。