心まにまに

叱ることも、大切

最近の子どもは

「叱られることに慣れていない」

と感じます。

子どもはそのときの感情で行動したり、

自分本位であったり、と

人として未完成な部分がありますから、

日々、叱られることがあって当然です。

 

ところが、最近は

褒めて伸ばす」がもてはやされ、

叱ることに過剰に躊躇する大人が

増えたように感じるのです。

 

また、

叱られない環境で育った子どもは、

叱られている場面で

「怒られている」

と受け取ることもあります。

大人が感情をぶつけている、と。

そうではないのですが…。

 

「褒めて伸ばす」を否定しません。

善き行いは

しっかりと褒めてあげてほしい。

ただ、叱るべきことには、

きちんと叱ることも大切。

社会に出れば、

上司から注意を受けることもあるでしょう。

褒められることばかりではないはずです。

褒められるばかりで育ってきた人は、

そこで挫折して、

「もう会社に行きたくない…」

となるのは、当然かもしれません。

 

「叱られる」こともあり

「褒められる」こともあり、

その両方のバランスが

うまくとれている事が大切なのです。