心まにまに

くちごたえ

お母さんに、くちごたえをして

叱られた小学1年生の女の子。

その不満を学校の先生に尋ねます。

「くちごたえってなんですか。

 わたしはいけんをいってるつもりです」

 

そのような子どものつぶやきを

ある本で読みました。

女の子の不満げな顔を想像して

笑いそうになりましたが、

当人にとっては

笑いごとじゃないのでしょう。

 

「くちごたえ」。

裏を返せば、

「自分の意見が主張できる」

という長所でもあります。

でも、大人はその時々の都合や、

忙しさや、面倒くささで、

「くちごたえ、しなさんな!」

で済ませてしまいます。

大人って勝手ですね。

 

このつぶやきを読んで

笑いそうになった私も、

余裕がなくなったら、

「くちごたえ」という言葉で

済ませてしまうのでしょう。

 

ちなみに、

そのつぶやきが載っている本は…

 

 

『一年一組せんせいあのね』

鹿島和夫・選

ヨシタケシンスケ・絵

理論社

 

素直な子どものつぶやきに

「なるほど~」と納得したり、

「プッ!」と吹き出したり…。

読んでみたいと思われた方、

お貸しします!

お子様を通して

私まで声をかけてくださいね。