心まにまに
2023/09/04
海、川をあなどらず…
この夏は、水難事故、
とくに河川での事故が
多くあったように思います。
おだやかな流れに見える川でも、
場所によって流れが急であったり、
川底が急に深くなっていたりします。
川底の石に足をすべらせて
パニックになり…ということも、
よく耳にします。
日本は海に囲まれた島国、
河川も大小、多くあり、
水に親しむ機会は多いのですが、
それにしては
本当の水の怖さを知らない人が
多いようにも感じます。
本校の臨海学舎では、
水泳練習前に気温、海水温度、天候、
海の状態から実施の可否を決定します。
実施となれば、
子どもは命綱を腰に巻いて
水泳練習に臨みます。
練習中は何度も休憩をはさみ、
その都度、健康観察をします。
手こぎボートに乗った教員が
班に寄り添い、
水上から児童の様子を確認します。
その教員は必ず救命胴衣を着用し、
ロープのついたタイヤチューブを
ボートに常備しています。
そこまでしても、
子どもたちを海に入れるときは、
常に緊張がつきまといます。
水の流れや深みは、
私たちが想像する以上に力があり、
恐ろしいものです。
河川や海に行くときは、
面倒がらず、水をあなどらず、
十分な対策をしてくださいね。