心まにまに

腰が伸ばせない…

一昨日の土曜日の午後、

自分の腰に違和感を覚えました。

座った姿勢から立ち上がったとき、

スッと背中を伸ばせない。

痛みはないけれど、

伸ばすまでに少し時間がかかる。

原因が思いつかないまま、

週末は誰に対しても

腰を低くして過ごしていました。

このような、原因が分からない

体の異変ってイヤですよね。

 

さて、

金曜日の6時間目の運動場で、

自由遊びの1年生の男の子が

「見て、こんなにあるんだよ」

と見せてくれたのは、

片手にいっぱいの

小粒のアーモンドのようなもの。

 

「これは、なぁに?」

「オリーブの種」

あぁ、たしかに、

観覧席のオリーブの木に

黒い実がたくさん成っているのです。

落ちた実を拾っているのですね。

「どうやって種を取り出したの?」

「あのね、こうやって足で…」

と、両足の親指の部分で踏みつけて

実を開くんだと説明してくれました。

栗をイガから出すときの要領ですね、

なぁるほど、手が汚れなくていい。

 

男の子が

「木の上ほうの実を取ってほしい」

と言うのですが、

私が手を伸ばしてもとどかない。

「じゃあ、抱っこして。

 そしたら取れるかも」

と言いますが、

普通の抱っこではとどかないので、

男の子の背後から腰を両手で持ち、

「よいしょ!」

と体を掲げるようにすると

実に手がとどいたようです。

 

すると、それを見た別の1年生が、

「ぼくも~!」「じゃあ、私も!」

となり、立て続け

「よいしょ!」

と持ち上げたのですが、

人目で、我が背筋の限界を感じ、

「もう、ダメ」

 

…これだ、腰が伸ばせない理由は。

それに気づいたのは日曜日の夜。

 

そのときには、

少し、腰が伸ばせるようになりました。