心まにまに

クリスマスに何がほしい?

クリスマスが近くなりました。

巷のサンタクロースは、

お子様が欲しいもののリサーチと

買い物に忙しくなる頃でしょうか。

 

私は子どもの頃、あまり物欲がなく、

「クリスマスに何が欲しい?」

と母親に尋ねられると困りました。

 

小学校5年生のクリスマス、

やはり欲しいものはなかったのですが、

一つ上の兄が

「これを買ってもらえよ」

と勧めてきたのが鉄道模型でした。

兄は鉄道(鉄道模型)が大好き。

熱心に勧められると

それが「いい物」に思えてきて、

両親からのプレゼントに選びました。

 

ところが、私の鉄道模型を

兄は自分の物のように取り込み、

大ゲンカになりました。

 

その翌年のクリスマスは

昨年の反省を活かして、

私はラジコンカーをねだりました。

兄は鉄道には興味がありましたが、

自動車には興味がない。

これなら取り上げられない

という消極的な理由です。

 

ところが、

クリスマスの夜にラジコンカーを

部屋の中で走らせていたら

壁にぶつけて大事な部品が破損、

動かなくなってしまいました。

もらったその日に壊れたのです。

両親に申し訳なくて…、

ずっと黙っていました。

 

そんなこんなで、

自分が子どもの頃のクリスマスは

マイナスなイメージがあるのですが、

わが子が誕生すると

楽しいものに変わりましたね。

子どもがプレゼントを開けたときの

嬉しそうな顔は、

親としての喜びです。

 

さきほど、

教員室に来た2年生の女の子に

「サンタさんに何をもらうの?」

と尋ねると、

「ネイルを乾かすやつ」。

お~っと、今の子ですねぇ。

私のラジコンカーが幼く見える…。