心まにまに

小学7年生

昼休みに子ども図書館へ行くと、

小学生にまじって

中学1年生の女子が一人、いました。

小学校の卒業生です。

 

「小学7年生がいる!」

と声をかけると、

「いえいえ、中学1年生です!」

「どうして、ここにいるの?」

「1時30分まで昼休みなんです」

 

時計を見ると

1時を少しまわったところ。

 

「それは…、自分で決めた昼休み?」

「ちがいますよぉ」

 

おさぼりではないようです。

小学校の図書館を懐かしんで

遊びに来てくれたようです。

 

お話をする中で、なにげに、

 

「○○さんは、将来、

 どんな仕事に就きたいの?」

 

と尋ねると、

彼女は自分の足もとを指さしました。

ん?と思っていると、

 

「ここ、雲雀丘の小学校の先生」

「あ、そうなんだ!」

 

小学校の高学年ぐらいから

そう考えはじめたこと、

将来は臨床心理士の資格も

取りたいことを教えてくれました。

 

「臨床心理士のことは

 中学生になってから知って…」

「カウンセラーとか?」

「はい、そういうのもいいなって」

 

中学生ともなると、

夢が具体的になりますね。

 

彼女は、まだ中学1年生。

これから成長される中で、

社会には様々な仕事があることや、

どのように人の役に立っているかを

学ぶことでしょう。

ぜひ、広い視野で世界を見て、

自分がしたいことを探ってほしい。

「雲雀丘の小学校の先生になりたい」

と、今は思っていても、

それが変わることも自然なこと。

 

…と、

そんなことを伝えたかったのですが、

雲雀丘に来ることを断られてる?

受け取られてはいけないので、

黙っていました。

 

でも、

「雲雀丘の小学校の先生に…」は、

うれしかったなぁ。