心まにまに

もうすぐ、山の学舎

66回生と

山の学舎に出かけたときのこと。

深夜、寝静まった子どもたちの

部屋を見回っていると、

ある男の子が

「先生、足が痛くて眠れない…」

と訴えてきました。

 

その日は鉢伏山に登ったので、

足の裏が痛くなったようです。

土踏まずをゆっくりと指圧すると、

すぐに寝息をたてはじめました。

 

足が痛かったのもあるようですが、

みんなが寝静まった中で

自分一人だけが眠れない…、

それが不安だったのでしょう。

電気を消した暗い部屋が怖くて

誰かにそばにいてほしかった、

それもあるのでしょう。

まだまだ、3年生はそんなものです。

翌日、男の子は元気に活動しました。

 

山の学舎が間近になりました。

鉢伏山の登山は

今は中腹までとなりましたが、

普段、山登りに慣れていないと、

体力的にきついものです。

ただ、天候によっては

遠くに雲海を見ることができ、

普段、目にすることがない景色に、

感動することがあります。

 

身体も、心も、

一まわり成長する山の学舎です。