心まにまに

本を読んでみようかな②

朝、正門をくぐると、

4年生の女の子と出会います。

その女の子は、

いつも本を読みながら

歩いています。

 

専用通路は自動車が通らないし、

前から人が歩いてこないし、

そういう意味では安全とはいえ、

段差でつまずくこともあります。

「あぶないよ」

と言うのですが

一向に気にする様子はなく、

逆に、今読んでいる本の面白さを

語ってくるのです。

 

そんなやりとりを

本を読みながら歩いている

『二宮金次郎』像の前でするので、

まったく説得力がありません(笑)。

 


先日、子ども図書館で

この本を見つけました。

 

 

重松清さんの『くちぶえ番長』。

 

けっこう痛みがはげしいので、

たくさんの子どもの手に

触れたのでしょうね

 

懐かしくなって、

この休日に読み返してみました。

 

4年生の男の子と女の子が

主人公のこの物語は、

子どもたちの心情が繊細に

表現されていて、

同年代の子どもたちは共感する部分が

たくさんあると思います。

そして、勇気も与えてくれます。

 

たくさんの子どもたちに

読んでほしい一冊です。

 

いつもの朝の女の子は、

読んだことがあるのかな?