心まにまに

彼なら、まちがいなく…

結婚式の前夜、

親もとを離れ、自分が選んだ人と

二人で歩みだすことに

少し不安な気持ちになった女性。

 

そんな彼女に

お父さまはやさしい笑顔で、

こう伝えました。

 

「◯◯◯くんを選んだ

 きみの判断は正しかったと思うよ。

 あの青年は人の幸せを願い、

 人の不幸を

 悲しむことのできる人だ。

 それがいちばん人間にとって

 大事なことなんだからね。

 彼なら、まちがいなく

 きみを幸せにしてくれると、

 ぼくは信じているよ。」

 

 

先を予想できない中を

生きている私たちは、

信じる人と寄り添うことで

安心し、助けて、助けられ、

不安を幸せに変えているのです。

 

「人の幸せを願い、

 人の不幸を悲しむことができる」

 

お父さまがおっしゃるとおり、

大切なことはこの言葉に

尽きると思います。

お嬢さまは

勇気をもらったことでしょう。

 

 

ところで、

このお嬢さまと、

「〇〇〇くん」が

誰だかご存じですか?

 

『ドラえもん』に登場する

しずかちゃんと、

のびたくんのエピソードです。

( 『ドラえもん』第25巻

  「のび太の結婚前夜」 より)