心まにまに
2025/02/28

二度づけ、禁止!
昨日、3年生が七輪を使って
お餅やマシュマロを
焼いて食べていました。
4人グループに一つの七輪を渡し、
自分たちで炭をおこし、
網にお餅を並べて焼いて…
という、社会科の授業の一環です。
私もあるグループにお邪魔しました。
仲良く協力して作業は進みましたが、
少しずつ、子どもの素が出てきて、
いろいろと起こるわけです(笑)
餅をひっくり返すのが早すぎるとか、
うちわであおぐと灰が飛ぶとか。
「もう、そろそろ、お餅を焼こう」
「あかんて、まだ早いって。
もっと、もっと、火を起こそ!」
やっと炭がいいあんばいになり、
網を置いて餅を焼き始めると、
「僕のお餅は僕が焼くから、
触らんといてな」
「そのお餅、
もうちょっと向こうに置いてよ、
私のが焼けないし」
絶対にある、やりとりですね。
無事にお餅が焼けると
「□□さん、
みんなと一緒に食べなアカンで」
「ええんちゃうん?冷めるしさ」
「海苔、巻いて食べようっと」
「あ!ほしい、ちょうだい!」
「私もちょうだい!」
「わかった、わかった、
あげるから、ちょっと待って。
1枚だけやで」
「え~!ずるいなぁ」
「だって、私の海苔やもん!」
食べ始めると
「あ~! 〇〇くん、
みんなで使うお醤油に
『2度つけ』した!」
「〇〇くんさぁ、
山の学舎の時も…」
と、宿泊行事の食事の際に
取り箸を使わなかったことにまで
話がとびました。
「ごめん、ごめん、許してぇや」
「まぁ、僕は気にしないけど…」
「もう、絶対にしたらアカンで」
文字に起こすとケンカのようですが、
けっしてケンカではありません。
自分の思いをぶつけあって
じゃれ合っている感じ、
これがリアルな子どもの世界です。
私は終始、黙って聞いていましたが、
それぞれの子どもの性格が良く分り
興味深い時間でした。
みんな、食べ終わり、片付けも済み、
あとに残るのは
「お餅、美味しかったぁ、
焼いたマシュマロも美味しかった
また、食べたいなぁ」
という満足感。
多分、おうちではこの部分しか
話さないのでしょうね。
3年生の保護者の皆様、
3年生の「ひばりっこブログ」で
今回の七輪体験を写真付きで
学年からご紹介すると思いますが、
このリアルなやりとりを
想像しながら読んでいただくと
より楽しめると思います。